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ⓘ 奈良県立橿原考古学研究所 (ならけんりつかしはらこうこがくけんきゅうしょ)は、奈良県橿原市畝傍町に設置された県立の埋蔵文化財調査研究機関。奈良県に属する機関であ ..




奈良県立橿原考古学研究所
                                     

ⓘ 奈良県立橿原考古学研究所

奈良県立橿原考古学研究所 (ならけんりつかしはらこうこがくけんきゅうしょ)は、奈良県橿原市畝傍町に設置された県立の埋蔵文化財調査研究機関。奈良県に属する機関である。現在まで存続している公的な埋蔵文化財研究機関としては最も古い歴史を持つ。 橿考研 (かしこうけん)と略されることもある。主に奈良県内の遺跡発掘調査を手がけ、初期の纒向遺跡をはじめ、ホケノ山古墳、黒塚古墳、桜井茶臼山古墳、メスリ山古墳、藤ノ木古墳、高松塚古墳などの学史に残る著名な古墳や、飛鳥京跡や東大寺、唐招提寺などの発掘で全国に名を知られる。附属博物館を併設するほか、宇陀市に室生埋蔵文化財整理収蔵センターを設置している。

附属博物館は、2018年12月24日から空調設備更新のため休館中である。

                                     

1. 沿革

  • 1990年(平成2年) - 研究所本館など新施設が完成した。
  • 1997年(平成9年) - 黒塚古墳調査。
  • 1938年(昭和13年) - 「紀元二千六百年記念行事」の橿原神宮外苑整備事業として橿原遺跡の調査が行われ、京都大学の末永雅雄が9月13日より現地で調査指揮に当たった。この日が橿原考古学研究所の創立記念日とされる。
  • 1972年(昭和47年) - 当研究所の発掘により高松塚古墳壁画を発見。
  • 1985年(昭和60年) - 藤ノ木古墳第1次調査。
  • 2015年(平成27年) - 奈良県教育委員会から奈良県知事部局へ移管。
  • 1974年(昭和49年) - 旧橿原公苑考古博物館を研究所附属施設とし、橿原考古学研究所附属考古博物館に改称(後に附属博物館と改称)。
  • 1951年(昭和26年) - 埋蔵文化財研究機関として末永雅雄を所長とする奈良県立橿原考古学研究所が設置された。
  • 2014年(平成26年) - 旧奈良県立室生高等学校跡に室生埋蔵文化財整理収蔵センターを設置。
                                     

2. 組織

  • 所長の下に副所長と博物館長を置き、副所長は企画部と調査部、総務課を管轄する。企画部には企画課と資料課を置き、調査部は調査課を置く。
  • 博物館長の下には副館長が置かれ、学芸課を管轄する。
                                     

3.1. 附属博物館 博物館沿革

  • 1973年(昭和48年) - 奈良県立考古博物館に改称。
  • 1980年(昭和55年) - 現在名称の橿原考古学研究所附属博物館に改称。
  • 附属博物館は1940年(昭和15年)に原田積善会により設立された大和国史館が前身。
  • 1949年(昭和24年) - 大和歴史館に改称。
  • 1968年(昭和43年) - 博物館法による博物館として登録。
  • 1970年(昭和45年) - 橿原公苑考古博物館に改称。
  • 1974年(昭和49年) - 橿原考古学研究所附属考古博物館に改称。
                                     

3.2. 附属博物館 歴代所長

  • 1980年 有光教一
  • 2009年 菅谷文則
  • 1951年 末永雅雄
  • 1989年 樋口隆康
  • 1985年 岸俊男
  • 2019年 青柳正規
                                     

3.3. 附属博物館 交通

  • 近鉄橿原線・南大阪線・吉野線 橿原神宮前駅下車 徒歩15分
  • 近鉄橿原線 畝傍御陵前駅下車 徒歩5分
                                     

3.4. 附属博物館 利用情報

  • 休館日:毎週月曜日。月曜日が祝祭日の場合は開館し、その翌日を休館とする。 年末年始(12月28日から1月4日)。
  • 開館時間:午前9時から午後5時まで(入館受付は午後4時30分まで)。
                                     

3.5. 附属博物館 料金

入り口付近の一部は無料展示がある。括弧内は20名以上の団体料金。

  • 大学・高校生:300円(250円)
  • 中小学生:200円(150円)
  • 大人:400円(350円)
                                     

3.6. 附属博物館 その他

附属博物館は、老朽化した空調設備の改修のため、2018年冬から休館することになった。また、藤ノ木古墳から出土の重要文化財を収納している展示ケース内に、錆などを引き起こす有害物質が検出され、原因は合板に使用した接着剤が原因の可能性があるとして、休館中に対策を検討することにしている。

                                     

4.1. 文化財 国宝

  • 石棺外出土品
  • 金属製品 一括(馬具類、挂甲小札、刀身、鉄鏃、鉄製模造品など)
  • *藤ノ木古墳出土品 生駒郡斑鳩町出土
  • 土師器・須恵器(蓋3箇共)46箇(須恵器蓋3箇共37箇、土師器9箇)
  • 鉄地金銅張鞍金具 残欠共 2背分
  • 金銅鞍金具 1背
  • 附 繊維類 一括
  • 金属製品 一括(金銅冠、金銅履、金銅製・銀製装飾品類、刀剣類など)
  • 石棺内出土品
  • ガラス製品 一括(ガラス玉類)
  • 銅鏡 4面(獣帯鏡1、画文帯神獣鏡2、神獣鏡1)
                                     

4.2. 文化財 重要文化財(国指定)

  • *太安万侶墓誌(附 真珠4顆) 奈良市此瀬町出土
  • 唐古遺跡出土品 弥生時代 磯城郡田原本町出土
  • 牽牛子塚(けんごしづか)古墳出土品 明日香村越出土 
  • *島の山古墳出土品 磯城郡川西町出土
  • *黒塚古墳出土品 天理市柳本出土。三角縁神獣鏡33面等を含む。
  • メスリ山古墳出土品 桜井市高田出土
  • 橿原遺跡出土品 畝傍山麓出土。縄文時代晩期の土器等の一括。
  • 御坊山第3号墳出土品 生駒郡斑鳩町出土
  • 水注形土器 弥生時代 橿原市一町(かずちょう)出土
                                     

4.3. 文化財 奈良県指定文化財

  • ホケノ山古墳出土品(考古資料) - 平成25年3月29日指定。
  • 圭頭大刀(考古資料) - 昭和34年2月5日指定。
  • 銅鐸(考古資料) - 平成17年3月29日指定。
  • 有形文化財
  • 大和天神山古墳出土木棺(考古資料) - 平成20年3月28日指定。
  • 下池山古墳出土品(考古資料) - 平成18年3月31日指定。
  • 馬見丘陵出土シガゾウ化石 馬見丘陵出土シカマシフゾウ化石 - 昭和61年3月18日指定。
  • 天然記念物
                                     

5. 外部リンク

  • 奈良県立橿原考古学研究所 - Facebook
  • 奈良県立橿原考古学研究所 - 公式サイト