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年代測定

年代測定 (ねんだいそくてい、absolute dating)は、現在手に入れられるものから、その年代(古さ)を測定する技術である。 年代には、順序を決める相対年代と、年を単位として計る絶対年代があるが、絶対年代を測定するのが年代測定である。また、当時の古文書の調査も別の分野となる。

                                               

姶良Tn火山灰

姶良Tn火山灰 (あいらてぃーえぬかざんばい)は、約2万9千年前~2万6千年前に姶良カルデラの巨大噴火で噴出した大量の火山灰である。(以前は約2万5000年前~2万年前と考えられていた。) Tn は丹沢を示す。この大噴火で噴出した火砕流が陸上を流れて堆積したものが入戸火砕流で、「シラス」の通称でよく知られている。同時に噴出した火山灰のうち、空中高く吹き上げられ、偏西風に乗って東方へ飛んでから地上に降下したものが姶良Tn火山灰 となった。

                                               

アミノ酸年代測定法

アミノ酸年代測定法 (アミノさんねんだいそくていほう)とは考古学や法科学のために使われる理化学的年代測定法の一種。生物の遺骸からアミノ酸を採取し、そのラセミ化の程度で年代を測定する。

                                               

アルゴン - アルゴン法

アルゴン-アルゴン法Argon–argon datingは、カリウム-アルゴン法の発展させて精度を向上させた年代測定の方法である。 カリウム-アルゴン法では、岩石・鉱物試料に含まれるK量を炎光光度分析もしくは原子吸光分析、放射壊変起源 40 Ar量を質量分析で求め、その量比を基に年代が求めるが、 アルゴン-アルゴン法では、原子炉内で試料に中性子を照射することで試料中のKの一部を 39 Arに変換( 39 Kn, p 39 Ar反応)し、K起源の 39 Arと放射壊変起源 40 Arとの同位体比から年代を求める。 年代がAr同位体比の測定だけで得られることから、試料からガスを部分的に抽出する手法が利用できる。 試料の年代が、下記の年代方程式によって与えられる。 ...

                                               

ウラン-トリウム法

ウラン-トリウム法 は、ウラン(U)を含んだ物質、鉱物について適用することができる放射年代測定法。

                                               

ルテチウム-ハフニウム法

ルテチウム-ハフニウム法 は、ルテチウム(Lu)を含んだ物質、鉱物について適用することができる放射年代測定法。

                                               

ウラン・鉛年代測定法

ウラン・鉛年代測定法 はウラン(U)を含んだ物質、鉱物について適用することができる放射年代測定法の一種。

                                               

鍵層

鍵層 (かぎそう、key bed、marker bed)とは、地層の年代を比較し特定するために用いられる特徴的な層である。主に堆積層であり、同一時代に堆積した地層であることがその要件である。 地層は、侵食作用を受けることから、水平方向に連続しないことがほとんどであり、離れた2点間の地層の生成年代を対比し、連続性を判断する際に鍵層は重要な材料となる。

                                               

核宇宙年代学

核宇宙年代学 は、天体物理学上の天体や出来事の年代を決定するために用いる比較的新しい技術である。この技術では、重元素の放射性同位体の存在量を用いて、地質年代学で岩石の年代を推定するのと同様に天体の形成の年代を計算する。 核宇宙年代学は、既に太陽(4.57±0.02×10 9 年)や銀河円盤(8.8±1.8×10 9 年)等の年代決定に成功している。また、銀河ハローの中のCayrels Starの近年の研究によって銀河系自身の年代にも利用されている。この方法の正確性の限定要因は、暗い恒星の観測の質、そして恐らくさらに重要なのは、R過程の元素の原初存在量の不確定性である。

                                               

化石

化石 (かせき、ドイツ語、英語: Fossil )とは、地質時代に生息していた生物が死骸となって永く残っていたもの、もしくはその活動の痕跡を指す。 多くは、古い地層の中の堆積岩において発見される。化石の存在によって知られる生物のことを古生物といい、化石を素材として、過去の生物のことを研究する学問分野を古生物学という。なお、考古学において地層中に埋蔵した生物遺骸は「植物遺体」「動物遺体」など「遺体・遺存体」と呼称される。 資料としての化石は 古生物として、 堆積物として、 の二重の性格を併せもっている。

                                               

カリウム-アルゴン法

カリウム-アルゴン法 は、カリウム40の放射性崩壊を利用した放射年代測定法の一種。

                                               

鬼界アカホヤ火山灰

鬼界アカホヤ火山灰 (きかいアカホヤかざんばい)は、約7.300年前の鬼界カルデラの大噴火に伴って噴出した火山灰。幸屋火砕流と同時に噴出した火山灰のうち、上空に噴き上げられてから地上に降下したものをいう。テフラとしての記号は K-Ah 。 AK の略称でも呼ばれる。 白色または淡褐色(オレンジ色)を呈し、農業には適さない。 火山灰に覆われた面積は約200万km 2 、体積は約100km 3 にもなる。偏西風にのって東北地方まで到達した。九州南部において地下の比較的浅い場所に厚さ約1mの層をなしており、四国、中国地方西南部および紀伊半島においても層として確認することができる。種子島では、20~40cm、琵琶湖では3~5cmの厚さである。 ...

                                               

クラクリュール

クラクリュール (仏: craquelé )、クラクルーア(英: craquelure )は、芸術の分野において、とくに年月を経た古い絵画の表面に見られる非常に細かい特徴的なひび割れを意味する美術用語。 絵画が描かれた時代の測定に使用されることがあり、絵画の経年変化とともに次第に現れるクラクリュールは人工的に制作するのが難しいことから、絵画の真贋鑑定にも大きな役割を果たしている。

                                               

示準化石

示準化石 (しじゅんかせき、英語: index fossil )とは、その化石の含まれる地層が堆積した地質時代を示す化石である。 標準化石 とも言われる。

                                               

地層

本記事では 地層 (ちそう、英:単数形 stratum、複数形 strata)について解説する。

                                               

テフロクロノロジー

テフロクロノロジー は、テフラ(火山砕屑物)を用いて、地層や地形の編年をする学問分野のこと。

                                               

熱ルミネッセンス線量計

熱ルミネッセンス線量計 (ねつるみねっせんすせんりょうけい、熱蛍光線量計、Thermoluminescent Dosimeter、TLD)は、検知器の内部の結晶が加熱された時に、そこから放射される可視光の量を測定することにより、放射線の被曝量を測定するための小さな器具である。

                                               

年縞

年縞 (ねんこう、英: varve )とは、長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。 年縞堆積物 (ねんこうたいせきぶつ)とも称される。英語の varve に対して、国際日本文化研究センター(日文研)の安田喜憲名誉教授がつけた訳語である。 湖底には春から夏はプランクトンの死骸や繁殖した珪藻が堆積することで黒い色の層ができ、また秋から冬は粘土鉱物が堆積することにより白い色の層が湖底に積み上がっていく。この白と黒のバーコード状の縞模様が1つの組み合わせで1年を表す。これは樹木の年輪と同様で、1対の縞模様が1年の時間単位を表すことで、精度の高い自然環境変動のデータを得るこ ...

                                               

年輪

年輪 (ねんりん、growth ring)は、通常温帯から寒帯の木の断面に生じる同心円状の模様で、成長輪ともいう。成長輪のうち1年に一つずつ増加するものを年輪という。

                                               

BP (年代測定)

BP (ビーピー)は、年代測定で年代を表す指標。Before Present の略に由来し、文字通り「現在から何年前」を表すこともある。しかし、 14 C年代では、1950年を基点とするなど特別な意味を持つ。そのため、Before Present ではなく Before Physics の略であると説明されることもある。 BP 1000 のように、BPの後に年数をつけて表す。BCと同様、数字が増えるほど過去にさかのぼる。

                                               

氷床コア

氷床コア (ひょうしょうコア、英語: ice core )は氷河や氷床から取り出された氷の試料のことで、古気候や古環境の研究に用いられる。 氷コア 、 雪氷コア とよばれることもある。氷床コアを用いることで、過去の季節変化や古気候・古環境、過去の気温や大気の成分などを推定・復元することができる。氷床コアはここ80万年の地球規模の気候変化の分析において重視されている。また氷床コアの氷は一般に下に向かうにつれて古くなる。 氷床コアはコア掘削機によって南極やグリーンランドなど様々な氷床・氷河の深層に向かって掘り出されており、樹木の年輪や堆積物の年縞(年に一枚ずつ縞状に堆積したもの)など他の自然物の記録のように、気 ...

                                               

フィッショントラック法

フィッショントラック法 (フィッショントラックほう、 FT法 、fission track)とは、放射年代測定の方法の一つである。

                                               

分子時計

分子時計 (ぶんしどけい、英: Molecular clock )とは、生物間の分子的な違いを比較し、進化過程で分岐した年代を推定したものの仮説。分子進化時計とも呼ばれることがある。

                                               

放射性炭素年代測定

放射性炭素年代測定 (ほうしゃせいたんそねんだいそくてい、英語: radiocarbon dating )は、自然の生物圏内において放射性同位体である炭素14 の存在比率が1兆個につき1個のレベルと一定であることを基にした年代測定方法である。対象は動植物の遺骸に限られ、無機物及び金属では測定が出来ない。 C14年代測定 (シーじゅうよんねんだいそくてい、シーフォーティーンねんだいそくてい)のほか 炭素年代測定 、 炭素14法 、 C14法 とも言う。

                                               

放射年代測定

放射年代測定 (ほうしゃねんだいそくてい、英: radiometric dating )とは、原子核崩壊による核種変化、または放射線による損傷を利用して、岩石や化石の年代(形成以降の経過年数)を測定することである。 昔は測定された年代を絶対年代と言っていたこともあったが、現在は 放射年代 と言う。これは、年代測定の方法や試料の性質によって測定された年代の意味が異なるためである。その解釈は慎重に行う必要がある。