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ⓘ 概念法学 (がいねんほうがく)とは、制定法(特にローマ法大全)を完全なものであると考え、その解釈や運用に際しては形式論理に終始する態度のことである。ローマ法学者 ..




概念法学
                                     

ⓘ 概念法学

概念法学 (がいねんほうがく)とは、制定法(特にローマ法大全)を完全なものであると考え、その解釈や運用に際しては形式論理に終始する態度のことである。ローマ法学者のイェーリングが、自由法学の立場からサヴィニーらをはじめとする従前のドイツ法学理論を批判的に述べる際に使った呼称である。

転じて、現実を無視した形式論的な考察態度、いわゆる「机上の空論」を批判していう場合に用いられる。現実の裁判における基準として機能しない、または機能させることをそもそも考えていないような法的理論に対して向けられることが多い。

主な思想

  • 論理的完足性の思想
  • 成文法の排他的尊重
  • 法解釈の純粋認識的性格の主張
  • 判例の否定
                                     
  • 自由 法学 じゆうほうがく とは 法学 用語の一つ これは18世紀から19世紀のドイツで唱えられていた事柄であり 当時に広く行き渡っていた 概念法学 に対する批判が目的とされていた 概念法学 においては法源というものは成文法に限られており これを形式論理的に解釈されていたわけであるが この事が批判されていたとい
  • 利益 法学 りえきほうがく とは フィリップ ヘックに決定的な影響を受けた 法学 の一学派である ヘックによると 法的基準はどれも 法の整備者によって 特定の社会的あるいは経済上の利益闘争を視野に入れながら下された決定であると理解すべきもので この点で利益 法学 は 概念法学 とは区別される 利益 法学 は以下の二つを前提とする すなわち
  • 本来は 概念法学 と同様のネガティブな意味合いの用語である 石坂 研究2 - 4 64 - 68 76 - 78頁 北川 日本 法学 の歴史と理論313 - 319頁は修正 概念法学 としてのポジティブな意味合いで使っている 石坂 研究上86頁 ただし この点に関していえば サヴィニーの歴史 法学
  • 草委員として中心的役割を果たした 批判する者からは しばしばドイツ 概念法学 の代表的人物とみなされることがあるが イェーリングらが批判した 概念法学 は理念型であり一種のフィクションであって ヴィントシャイト自身が決して盲目的な 概念法学 者ではなかったことは多くの学者が指摘しており イェーリング自身も認
  • 民法研究に多くの業績を残しただけでなく 労働 法学 の創始者にして法社会学の先駆とされる 軽妙な語り口で書かれた 民法雑記帳 嘘の効用 等は法律専門家ではない一般人にもよく読まれた 愛称はガンちゃん 末弘は ドイツ民 法学 全盛の時代の日本の民 法学 説を 概念法学 であるとして徹底的に批判し 民 法学 の転回をもたらした革命児である
  • と呼ばれつつも 民族精神を離れてローマ法の不普遍性を強調し 実証主義から その論理性を突き詰めた彼の法学は ルドルフ フォン イェーリングから 概念法学 Begriffsjurisprudenz と呼ばれて 批判された 慣習法 Das Gewohnheitsrecht パンデクテン教科書 Lehrbuch
  • 歴史 法学 れきしほうがく, 独: Geschichtliche Rechtsschule, 英: Historical jurisprudence とは 19世紀初頭のドイツを中心に起こった歴史主義を採る歴史 法学 派 れきしほうがくは と彼らによる 法の歴史的研究を重要視する 法学 を指す 後の法制史研究の源流となった
  • 法学 は ドイツ民法典の制定と同時にその限界を迎えたのである ここにおいて イェーリングは 進化論の影響の下 法の実践的 目的的 創造的性格を強調しつつ 目的 法学 自身を始めとする従前の法解釈学を 概念法学 と名づけてその没価値性 形式性を批判したために 大陸 法学
  • パンデクテンとは ローマ法大全 のうち著名な 法学 者の学説を編纂した 学説彙纂 がくせついさん 希 pandectes 羅 pandectae digesta 独 Pandekten Digesten のことである 19世紀のドイツ私 法学 では 学説彙纂 を重視した 概念法学 が隆盛を極め パンデクテン 法学 Pandektenwissenschaft
  • 概念法学 にも批判的な立場である 加藤は我妻栄の学説を 理論 体系を重視しながらも具体的に妥当な結論を導くものとして評価しつつも 我妻理論が曖昧で比喩的な 概念 を用いることを批判し 自身の理論 大系は このような曖昧で比喩的な 概念
  • Vaticani latini 2300 - 2746. 註釈学派 イタリア学風 後期註釈学派 バルトールス学派 人文主義 法学 フランス学風 註釈学派 フランス法 概念法学 Bartolo s De Insigniis et Armis Commentary on Digestum Vetus
  • 法律行為は一個または数個の意思表示を法律事実たる要素とし それによって一定の法律効果を生じる行為である 法律行為 の 概念 は19世紀のドイツの 概念法学 の手法の所産とされ 英米法はもちろんフランス法にもみられない 概念 とされる 近代市民社会の個人主義 自由主義の下では 私法上の法律関係は各人の自由な意思に基づく法律行